暖かい季節はもちろん、最近は一年を通してノミ・マダニ対策が必要です。
ノミやマダニは、かゆみや皮膚炎だけでなく、貧血・アレルギー・感染症の原因になります。
大切な家族を守るために、予防を習慣にしましょう。
この記事では、姫路市で犬・猫を飼っている飼い主さん向けに、ノミ・マダニの予防や寄生していた場合の対応を解説します。
ノミとマダニについて
ノミ
・体表を素早く移動して吸血します。室内でも繁殖します。
・主なリスクは皮膚炎・アレルギー、瓜実条虫の寄生などです。
・成虫は体にいますが、卵・幼虫・サナギの多くは家の中(布団・カーペット・すき間) に潜みます。
マダニ
・草むら・やぶに多く、皮膚にしっかり噛みついて長時間吸血します。
・主なリスクはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)・バベシア症・ライム病・細菌感染 などです。
・噛みついたまま無理に取ると、口の一部が皮膚に残ることがあります。
人や動物への影響
人や動物への影響で特に心配になるものは、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)です。
SFTSはマダニが媒介するウイルスによる感染症で、動物だけでなく人にもうつる病気(人獣共通感染症)です。
猫で発症後の致死率は 60%前後と高く、重症例では急速に状態が悪化し数日で亡くなる場合が多いとされています。
屋外に出る子や自然の多い場所で過ごす子は感染リスクが高いです。
犬の場合はSFTSウイルスに感染しても、症状を示さない不顕性感染の場合が多いとされています。
しかし発症した場合には致死率40%以上と高いため、散歩や排泄等で外に出る子で注意が必要です。
人での症状は風邪や他の感染症と似ているため、診断が難しい場合があります。患者は60代以上が多くを占めていますが、20代での感染も報告されているため、キャンプなど野外では十分注意が必要です。
人での致死率は27%です。
姫路市のノミ・マダニ予防期間
ノミ・マダニ予防は通年(1月〜12月)をおすすめしています。
ノミやマダニは春〜秋に活発になりますが、室内では気温が13℃以上であれば活動できるため、室内飼育のペットは冬場でも寄生リスクにさらされています。またノミは卵やサナギの状態で越冬することから、1年を通して予防薬の使用が推奨されます。
予防薬の種類
・チュアブルタイプ(おやつ感覚で与えやすい)
・スポットタイプ(背中に滴下する)
フィラリアとノミ・マダニを同時に予防できるタイプの予防薬もご用意しています。
スポットタイプはお薬が苦手な子におすすめですが、塗布後48時間はシャンプーが制限されます。
そのため頻繁にシャンプーを行う子には、チュアブルタイプがおすすめです。
ライフスタイルやワンちゃん、ネコちゃんの性格に合わせてご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
もしマダニが付いていたら
犬や猫にマダニの付着を認めた場合は無理に剥がそうとせず、そのままご来院ください。
マダニの口器が皮膚の中に残り、炎症や化膿の原因になったり、かえってウイルスが体内に注入されてしまう可能性があります。
細いピンセットで取り除いたり、予防薬の投与で駆除を行います。取り除いた後は消毒し、数日間は発熱・元気・食欲の変化に注意して下さい。
散歩・外出後のセルフチェック
・身体を触りながら確認します。マダニは耳のふち、顔まわり、首、わき、内股、しっぽの付け根、指の間に寄生しやすいです。
・黒い粒々(ノミの糞)が毛に混じる、同じ場所を執拗にかく・かじる場合は、ノミが寄生している可能性があります。
お家での対策
・こまめな掃除機がけ(ソファ・すき間・巾木まわりも)。
・寝具・毛布は高温洗濯&乾燥。
・ベッドやキャリーなど、ペットの生活圏を重点的に。
・新しい子を迎えるときは先に予防をしてから、先住の子と会わせる。
まとめ
大切なワンちゃん・ネコちゃんとご家族の健康を守るために、 予防薬の使用と日常のチェック をぜひ習慣にしてください。
ノミや吸血前のマダニは非常に小さく、わかりにくいこともあるため、気になる様子がある場合は早めの受診をおすすめします。
姫路市でノミ・マダニ予防を始めたい方は、井上動物病院へご相談ください。
